歴史に学ぶ決断力

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【歴史に学ぶ】武田信玄と上杉謙信の決断パターンの違い

1から9までの合計は、いくらになるでしょう。
時間さえかければ、どなたにでも解ける算数ですね。


高校生の頃、新田次郎の「武田信玄」の中、同じ問いがありました。
山本勘助が、武田信玄に向かって発した問いです。

このとき、信玄は1+2+3・・・と計算して、45と答えたそうです。
常道の足し算による計算方法ですよね。

勘助は、同じ問いを上杉謙信に対しても発したことがあるそうです。
その時、謙信はほぼ即答で45と答えたのだとか。

1から9までの真ん中にある数字は5。
1から9までの数は9個。
だから、5×9=45が答えである、と。
掛け算を使っての答え方です。


信玄の計算のスピードは、常人以上なのですが。
それでも、謙信の計算方法には及びません。

どちらがいい、悪いでは無く。
ただ単に、違うのです。


信玄の計算方法は、間違いがありません。
時間はかかっても、確実に答えにたどり着くことが出来ます。
誰にでもできますし、わかりやすいです。

謙信の計算方法は、とても迅速です。
ですが、一歩間違えれば危険ですし、誰にでも出来るものではありません。
天才だからこそ、出来る「技」なのです。


二人の決断パターンも、この計算方法が反映されています。
大激戦だった、第四次川中島の戦いで。
夜陰にまぎれて妻女山からおりた謙信。
別働隊を向かわせながらも、正攻法で挑んだ信玄。
天才的な奇策を用いるのか、常道でじっくり攻めるのか。
結局は、引き分けに終わりました。



決断のパターンは、人それぞれ。
良し悪しではなく、ただ単に違うのです。
計算方法からも、読み取ることが出来るのです。

 

2015/05/25

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